やってみたいことがあるけど、どうせうまくできないからやめておこう…
あの人はできるのに、なんで私はできないのだろう…
仕事をしていると、ネガティブな感情のせいでやりたいことに挑戦できなかったり、周りと比較して自信を無くしてしまったりと、うまくいかないこともありますよね。ですが、これらの問題も習慣を少し変えるだけで、自分が実現させたい未来に近づいていくことができます。
この記事では、私が日々実践している、ポジティブ思考になるための習慣を紹介します。10年以上の社会人生活でたどり着いた習慣なので、同じように悩んでいる人はぜひ参考にしてみて下さい。
感謝する
感謝の気持ちを伝えるのって照れくさいですよね。しかし、それは良くありません。自分がどれだけ感謝しているかを、すぐに伝える習慣を今日から身につけましょう。感謝の気持ちを伝えれば、相手だけでなく自分もいい気分になり、自分がいかに幸せかを気づくことができます。
感謝の気持ちを育てるには、「当たり前」という概念をなくすことが必要です。「家族なのだからやってもらって当たり前」、「部下なのだから上司の指示に従うのは当たり前」という考えは、感覚を鈍化させ、大事なことを見落とすことになってしまいます。
もしも家族や部下がいなかったら、今のような環境で生活・仕事することはできていないのです。当たり前という概念を捨てれば現状のありがたさを理解し、感謝の気持ちが湧いてきます。
感謝を確実かつ簡単に実践する方法は、毎日「感謝日記」をつけることです。一日一つずつでも続けていけば、相当な量になります。続ければ続けるほど増えていき、今持っているものに対して幸せを感じて感謝するという習慣が身に付きます。
生きていれば、様々な問題が生じますが、自分にはこれだけの幸せがあると認識できれば、問題に対して不要な執着が生まれずに、前向きに捉えることができます。
ネガティブな言葉を使わない
「これができない」を「これができる」に変換する
できていない「短所」に着目するか、できている「長所」に着目するのかで、自己評価の印象が変わります。「仕事は早いが正確性に欠ける」や「緻密な分析は得意だが、人とコミュニケーションをとるのが苦手」のように、人は皆、長所と短所を持っています。
短所を克服することも大切ですが、長所を伸ばすことの方がより大切です。短所を克服するのは難しく、時間がかかり、やっていて楽しくないです。仮に克服できたとしても人並みの特徴になる程度です。一方で長所を伸ばすのは、短所を伸ばすよりも楽しく、突出した特徴になる可能性が高いです。
なので、できないことに着目するよりもできることに着目して、それを楽しく伸ばしていくことが、自己評価を上げることにつながっていきます。
「どうせ無理」を「こうしてみよう」に変換する
「やってみてもどうせ無理だからしない・しないほうがいいよ」という言葉は自分・相手からあらゆる可能性を消し去ってしまう恐ろしい言葉です。あなたが成し遂げたいこと、実現したいことは、今までやってみたことがないことだと思います。
それにも関わらず、「どうせ無理」という言葉を使っていては、実現のための方法も見つかりませんし、見つけるための思考も停止してしまいます。
また、自分が高い目標を設定すると、それを周囲の人々に気安く話してしまうかもしれませんが、完全に達成しようとするなら、これはよくないことです。
なぜなら、あなたの話を聞いた相手は、「そんな夢みたいなことはどうせ無理」「そんなに高望みしないで、普通に生きるのが一番」と、あなたを現状にとどめようとしてくるからです。あなたは、相手が放つネガティブな言葉で、心を乱されてはいけません。
もし、誰かから目標を共有されたり、自分自身が設定した目標の実現方法が分からない時は、「どうせ無理」ではなく「こうしてみよう」と言葉にしましょう。すぐに実現する方法が見つからなくても、思いつくことをやってみながら、目標に近づいていくことができます。
将来の最高の自分を想像する
過去の評価は未来の状況によって変わります。
例えば、学生時代、部活の練習が毎日きつくてたまらなくて、つらかったとしても、大会で優勝し、自分の成長を実感できれば、「練習はきつかったけれど、そのきつさに耐えたから優勝できた」と嫌だと思っていた過去を、優勝という明るい未来に至るまでの単なる一つのプロセスだと評価できるようになります。
つまり、未来が明るい人は過去も明るいし、未来が暗い人は過去も暗くなってしまいます。
なので、将来の最高の自分を想像して、そうなるように働きかけることで、過去も未来も全部明るくするよう心がけましょう。
他人と比較しない
自分を他人と比べるのはやめましょう。自分より特定の能力が高い人、収入が高い人はたくさんいます。そのクセを直さないと、今後ずっと焦りや劣等感に悩まされることになります。
自分を他人と比較するのは、どんな場合も好ましくないです。なぜなら、あなたはこの地球上に住む他のすべての人と同様、独自の才能を持つ存在だからです。環境や人生経験、ものの見方・考え方が組み合わさって、あなたは他の誰とも違う個性的な存在になっています。他人と比べることに意味はないのです。
比べるべきは他人ではなく過去の自分です。過去の自分を超え続け、自分の才能を最大限発揮することだけに集中しましょう。才能を仕事で発揮している人は自己評価が高く、生産的であり、仕事への満足度も高いです。
自己完結する目標を持つ(評価に依存しない)
人生は楽しいものですが、余計なものもたくさんあります。その代表格として、他人の評価が挙げられます。
他人の評価に依存している限り、満足できることはなく、幸せにもなれません。評価が自分の中で大きくなり始めると厄介です。私たちは世間の評価を気にしすぎるため、他人からのマイナスの評価をまともに受け止めてしまいます。しかし、他人が自分のことをどれくらい正確に評価しているかは分かりません。
なぜなら、人は自分を判断基準にして他人を判断するため、自分に対する他人の評価は間違っていることが多いからです。
それにも関わらず、周囲の評価を気にすれば気にするほど、結局はする必要のないことまでしなければなくなります。「いい人だと思われたい、できる人だと思われたい、すごい人だと尊敬されたい…」など、要するに「自分のへの好感度を上げたい」がために周囲の視線を気にすることで、自分の中にある評価の意識がどんどん強くなります。
あなたが頑張るかどうかはあなたの責任ですが、それをどう評価するかはあなたの責任ではありません。自己完結する目標を持ち、自分にはそれを達成できると信じ、達成させることだけに集中しましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
成功体験を積み重ねると、自己評価が上がるだけでなく、行動することが苦痛でなくなります。成功体験を積み重ねるには、失敗を恐れず、たくさん行動することが必要です。
「行動することでそれが成果につながる」という感覚をつかむことができれば、成功体験をするために行動するのが楽しくなり、自己評価も高まります。
また、自分が望む未来を疑似体験することで行動力を上げる方法もあります。
例えば、今の自分の収入では到底住めないが、いずれ住んでみたい家を内見しに行き、現在自分の住んでいる家とのとてつもないギャップを感じます。「自分が住んでいる部屋は、今日見に行った家よりも狭い!」「こんな状況は嫌だ!!」と、現実に対して強烈な「違和感」を覚えます。
このようにして、自分が望む未来と現状との間にギャップを感じ、現状に違和感を得ることで、ギャップを埋めるための行動へと移していくことができます。
まとめ
今回は「ネガティブをポジティブに変換し自己評価を上げる習慣6選」について解説しました。使う言葉を変え、行動量を増やすことが大切です。
以下の記事では、「人生を楽しむ方法3選」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみて下さい。