仕事が思い通りにいかない…なんかやりがいがない…
この先どう生きていけばいいのか、漠然とした不安がある…
仕事に悩みはつきものですが、その悩みの正体を正確に把握できている人は意外と少ないのではないでしょうか。
漠然とした満たされなさや不安があっても、悩みの正体が分からないから、なかなか解決できません。仕事を通して感じた、くやしさ、怒り、不安を解決できる考え方が分からなければ、いつまでもモヤモヤした気持ちが続きますが、悩みを理解するだけで、解決方法が見えてきます。
この記事では仕事で感じるモヤモヤの正体を暴く方法を紹介します。
サラリーマン人生でありとあらゆることに悩みまくって見つけた解決方法なので、同じような悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみて下さい。
悩みから抜け出す
悩みの正体を理解する
私たちは日頃、なぜさまざまな問題を抱えてしまうのでしょうか。
私たちは日頃、仕事・生活のなかで「反応」しています。
何かを考えたり、嫌なことがあって腹を立てたり、思い通りにいかず焦ったり…。これらは全て心の反応です。
心が反応してしまうと、ついイライラしたり、大事な場面で緊張して能力を出せなかったりしてしまいます。
この反応こそが、悩みの正体です。
つまり、悩みを消し去るには、無駄な反応をしないことです。
人は悩みに直面したときに、つい反応してどうにかしようとしますが、考えれば考えるほど、悪い結末を想像してしまい、結局解決させることはできません。
悩みを解決させるために必要な考え方の一つが無駄な反応をしないことです。
私たちが無駄な反応をしてしまう原因の一つに、「欲求」があります。人間の欲求には限りが無く、いつまでも求め続けてしまいます。
重要なことは、心とはそういうものであると理解しておくことです。
もし、欲求にかられて反応してしまえば、次から次へと変化することを求め続けてしまいますが、心は求め続けるものだと理解しておけば、「このままではいけない…」「何か物足りない…」という焦りや不安・不満は無くなり、生きていくとはこういうことだと納得することができます。
悩みの理由がわからないと、苦悩はいつまでも続きますが、悩みの理由を正しく理解できると、人生の苦悩を解くことができます。
もしあなたが、これ以上悩みを増やしたくないのであれば、悩みを理解し、「体の感覚を意識する」ことを習慣にすることが重要です。
体の感覚に意識を向ける
まずはじめに、自分の体の反応を言葉で確認します。例えば、頭にカーッと血が上がっている、心拍がドキドキバクバクと激しくなっている。胃が痛くて、吐き気がする。口の中がやたら渇いている…など、体に表れた反応のすべてを認識して下さい。
反応すると、どうしてもその要因だけに気を取られがちです。クレームを受けるときには相手の言葉に注意が集中してしまいますし、締め切りの迫った仕事が積み上がっているときには、さまざまなタスクのことで頭がいっぱいになってしまいます。
そんな時は、「今、自分の体がどういう状態にあるのか」ということも一緒に考えてみます。自分が反応しているとき、体にはどんな反応が起きるのかということに意識を向けてみるのです。
次に、体の感覚を意識します。座っていてもできるのは、呼吸に注目することです。
「空気が鼻から気管を通って肺に入り、肺から押し出された空気が気管を通って鼻から出ていく」様子をイメージします。呼吸など体の感覚に集中すると、余計なことを考えなくなり、目の前のことに集中しやすくなります。集中すると頭に浮かぶ思考が減ってくるため、未来への不安や過去の不安といった余計な感情も浮かんでこなくなります。
歩行中であれば、足の裏にひたすら集中するのもお勧めです。
意識を足の裏の感覚に集中し、「右足が地面から離れた、右足が地面に着いた、左足が地面から離れた、左足が地面に着いた…」というように意識を集中します。
悩みはいつも「心の内側」に生じるので、悩みを抜けるには、「心の外」にある体の感覚に意識を向けることが望ましいです。
悩まないために決めつけ・思い込みをなくす
私たちは生活の中で、この仕事に意味があるとかないとか、人生は生きている値打ちがあるとかないとか、あの人と自分を比較したらどちらが優れているといった「決めつけ・思い込み」をしてしまいがちです。
「どうせ自分なんて…」という自虐や、「最悪だ…ついてないな…」という失望や落胆、「うまくいくかな…」という不安などは全て決めつけ・思い込みであり、これらはたくさんの悩みを作り出してしまいます。
私たちが苦しみを感じる時、その心には必ず執着があります。
求めるものを得たい、手にしたものがいつまでも続くようにしたい、苦痛となっている物事をなくしたい等、思いが強くなればなるほど苦しみは増していきます。執着を手放さなければ、苦しみ続けてしまいます。
決めつけ、思い込み、一方的な期待・要求は執着の一種です。「こうでなければいけない」という、自分の人生や、相手への期待も、自分の頭の中にしか存在しない妄想です。
なので、「今日はついてないな~…」「あの人苦手だな…」「自分はダメな人間だな…」といったような思いがよぎったときは、「あ、また決めつけてる」と気づいて下さい。
どのような状態であっても、自分を否定するという判断は手放すことです。今何をすべきか、何ができるかという、この瞬間だけを考えましょう。
人生に、あやまち、失敗はつきものです。大切なのは、そのときどう対応するかなのです。
落ち込まない。凹まない。自分を責めない。振り返らない。悲観しない。それより、今できることに全集中するのです。
人に迷惑をかけたときには、事態を正しく理解して、「すみませんでした」と素直に謝りましょう。それも含めて、もう一度、新しくやり直しましょう。
まとめ
今回は、「仕事で感じるモヤモヤの正体を暴いて、悩みを消し去る方法」について解説しました。悩みはいつも「心の内側」に生じるので、悩みを抜けるには、決めつけ・思い込みをなくし、「心の外」にある体の感覚に意識を向けることが望ましいです。
仕事のモヤモヤの正体が分かったら、それを消し去るにはどうすべきかを考えてみましょう。
以下の記事では「転職活動完全マニュアル」について解説していますので、ぜひ併せて読んでみて下さい。