自分には強みが無いから、何をやってもうまくいかないな~…
自分の強みを生かせていない気がするけど、
どうしたらいいのか分からない…
小さい労力で大きな結果を出すには、自分の強みを生かした働き方をするのが一番です。
自分の強みを見つけて弱みを諦め、それを生かせる市場を探す必要があります。
私たちは皆、必ず何らかの強みを持っています。強みが無いと思っているのは、強みについて考えたことがないから見つけられず、生かし方についてイメージがわかないだけです。
強みというのは、持っている本人にとっては何の苦労も努力もなしに、呼吸する感覚で自然にできてしまうことなので、人から褒められたり評価される経験を何度もしないと、それが強みだと気づけません。
この記事では、自分の強みを見つけ、それを生かす方法を紹介します。
自分の才能を特定する
自分の才能を特定する有名なツールとして、アメリカのギャラップ社が開発した「ストレングス・ファインダー」という才能診断ツールがあります。
人の才能を三十四個の資質に分類して、どれが上位の資質かを分析してくれます。
正式に診断するにはアクセスコード付きの本、『さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0』(トム・ラス著、古屋博子訳、日本経済新聞出版)を購入するのがお勧めです。
ちなみに、私のストレングス・ファインダーの診断結果は次の通りです。
- 1.最上思考
-
強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追及する。
- 2.未来志向
-
未来がどのようなものなのかについて考え、そこからアイデアを得る。
- 3.着想
-
新しいアイデアを考えるのが好き。
- 4.ポジティブ
-
情熱的で、自然にその情熱を人に分け与えることができる。
- 5.個別化
-
一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれる。
才能を組み合わせて、強みを見つける
素質があることなら、適切な努力をすれば成果が出やすいですが、素質がないことをどんなに努力しても、思うような成果はあげられません。努力が報われないため、ストレスが溜まってしまいます。
一日のうちで、自分の才能を使っている時間とそうでない時間はどのくらいになるか、振り返ってみると、才能を使っている時間は少ないのではないでしょうか。
自分には突出した才能はないと思うのでしたら、2番目や3番目の才能と組み合わせて独自性を高めましょう。それがあなたの「強み」になります。
例えば、私は管理職として、私のチームメンバーそれぞれの強みを生かし、最大限のパフォーマンスを発揮させるのが強みだと自負しており、それができていることが仕事のやりがいにもつながっていますが、それは私の資質である最上思考、ポジティブ、個別化が上手く機能した時に発揮されます。
自分の強みがわかったら、まずは、今働いている会社を実践の場にして企業内評価を得ることから始めていき、将来的には市場価値につなげていこうという気持ちが重要です。
会社員の場合、この業務は自分の苦手分野だからという理由で断ることはできなので、自分が苦手としていることを同僚に共有して手伝ってもらうのが良いかもしれません。
また、強みをアピールし、適材適所の担当を割り振ってもらえるように上司に相談してみましょう。相談しても応じてもらえず、強みを活かす時間が増えない場合は、転職を検討しましょう。
どんなにお金を稼げたとしても、弱みを使う仕事というのは精神衛生上悪く、自分を苦しめます。弱みについては、使う機会を捨てる、伸ばす努力を止める、という二つに加えて、誰かに弱みを指摘されても平然と無視するようにしましょう。自分の弱みについて、あれこれ悩むのは、はっきり言って時間の無駄です。
自分の強みを生かせる市場を探しては、そこに恐れずに身を投じて市場価値を得る、ということを積極的に続ければ、小さな労力で大きな成果をあげることができます。
自分の強みと市場のニーズがうまくマッチすれば、高評価を得られます。それは社会貢献度の高さでもあり、強みを磨くのがよりいっそう楽しくなります。
逆に、うまくいかなくても、何らかの改善や試行錯誤が必要なことを確認できるのは収穫なので、落ち込む必要はありません。ただ、どうしても私たちは何かを試すと、うまくいくまでやろうとしがちです。一定期間試してうまくいかなかったらすぐに中止して、別のことを試してみるという習慣をつけておくようにしましょう。
短期間で止めたとしても、自分の強みと市場がマッチしてない部分について学習できるので、才能の組み合わせや市場でのアピール法などを変えて、前に進んで行くことができます。
強みを生かせる環境を時間をかけて探す
自分の強みが分かっていても、それを生かす環境を確保できなければ有効活用はできません。環境を探すときは、候補が多いに越したことはありません。選択肢をたくさん用意するのは手間がかかり、その中から一つを一つを選ぶのも時間がかかります。
しかし、選択肢を山のように用意すると、ピンとくる選択肢が必ずあるのです。裏を返すと、ピンとくる選択肢と出合うまで、選択肢を増やすことに時間を使うべきです。
早く決めて安心したいという焦りや、とにかく今の会社を辞めたいという衝動、あるいは、自分は若くもないし大したスキルもないという決めつけはすべて捨てて下さい。
そして改めて、どんな仕事に興味があるのか、と自問して、それについての本を読んだり、経験者に会って話を聞いたりしましょう。
ちなみに、転職をするときは、転職先を確保してから現職を辞めるのが鉄則です。現職を続けながら転職先を探すことになりますから、3~5年かかることがあって当然です。そのぐらいかかるものだと思って進めれば、余裕を保ちやすく、選択肢をより増やそうという気持ちにもなれると思います。
まとめ
今回は「自分の才能を特定し、生かす方法」について解説しました。いきいきと働くためには、自分の才能を生かすことも大切ですが、その他にもいくつか特徴があります。
以下の記事では、「転職活動完全マニュアル」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみて下さい。