今日も会社に行ったら、苦手な上司とやりとりするのが嫌だな…
あの人は会うたびにいつもいやなことを言うから会いたくないな~…
仕事の悩みで最も多いのは、人間関係に関する悩みではないでしょうか。人間関係は自分と相手との問題であると考えがちですが、それは間違いです。すべては自分の問題です。いかに理不尽な問題であっても、相手のせいにするのではなく、自己責任で対応することが大切です。
この記事では、私がこれまで人間関係の悩みに対応してきた様々な方法の中で最も効果的だったものを紹介します。サラリーマン人生13年で様々な人たちと仕事をしながらたどりついた方法なので、同じ悩みを持っている人はぜひ参考にしてみて下さい。
自分の心を変える
そもそも人間関係が悪くなるのはどうしてでしょうか。それは、自分の主張と相手の主張がずれてくるのが原因です。お互いの主張がずれるのは、「自分の常識の中にあるルールに従ってほしい」と相手に対して多大な期待を寄せることが原因です。
私たちはそれぞれ全く違うところで生まれ、違う環境で育ち、違う人生を歩んで来ています。なので、考え方や価値観も異なるので、様々な意見があって当然なのです。
それにもかかわらず、私たちは相手と意見が対立すると、「自分の主張が正しい」と思い込んでしまい、人間関係がうまくいかなくなります。
このような時は、「この世に絶対なものはない。どちらの主張が正しいのかなんて誰にも分らない。みんな考え方が違っているのが当たり前。」と思うようにしましょう。そうすることで、お互いの主張がずれたとしても、お互いがある程度納得できる落としどころを見つける方向へと冷静に対処できます。
もし周囲の人たちが私の思うようにふるまってくれたら、これほど快適なことはありません。私たちがどれだけ頼んでも、不平不満を言っても、おどしても、ほとんどの人には効き目がありません。自分が相手を問題視することをやめない限り、人間関係の問題はなくなりません。
たいていの場合、他人を自分の思い通りに変えようとするよりも、自分の心を変えた方が、手っ取り早く、長続きします。よほど深刻な問題でないかぎり、自分の身の回りで発生する問題は、自分の心を変えるだけで解決するものです。そもそも、「思い」を持たなければ「思い通りにならない」という現象は起きません。執着を捨てれば、あらゆる苦悩から解放されますよ。
感謝してみる
自分の心を変えようとしても、どうしても良い人間関係を築けない時はどうしたら良いでしょうか。相手を許せない、好きになれない、尊敬できない…。そんなどうしようも無い時は、感謝してみて下さい。
相手を許せなくて、好きになれなくて、尊敬できなくても、感謝できることは何かあるはずです。相手があなたにしてくれることの中で、どんな些細なことでも良いので、良いところを見つけて感謝してみて下さい。相手の良いところだけが見えるようになれば、嫌なところは少しずつ気にならなくなります。
感謝された相手は、「自分の存在が喜ばれている」と実感することができるので、お互いの幸福度を高め、良好な人間関係を築いていくことができます。
相手のせいだと思うなら、その人と付き合わない
世の中には、いくら自分の心を変えてみても、感謝してみても、どうにもこうにもならない人がいます。こういう人とは付き合わないのが最良の選択肢ですが、逃れられない関係であれば、相手を喜ばせることに集中してみましょう。相手を喜ばすことができるようになれば、少しずつ人間関係は良くなり、自分も幸せになります。
しかし、それでもどうにもならない人がいますが、それはどんな人で、どう対処すべきでしょうか。
世の中には、相手を不愉快な気分にさせるために、わざといやなことを言う人がいます。こういう人は、攻撃しやすい人・反論してこない人・自分より立場が下だと思う人を見つけると、その人をけなして気分を悪くさせてやろうと考える不幸な習性を持っています。相手を見下して優越感を感じることで自尊心を高めようとしているのです。
こういう人は、幼少期から親に怒られてばかりで認めてもらえたと感じる経験が乏しい等の理由により自尊心が育まれておらず、相手にいやなことを言うことでしか自分を守れない、同情してあげなければならない人なのです。よって、言われたことにいちいち腹を立てたり、気分を害したりすると、相手の思うツボです。うまく言い返してやろうなどと考えると逆効果なので、何も言わずに微笑んだり、適当に相づちを打って受け流し、自分のことに集中しましょう。
まとめ
今回は「最高の人間関係の築き方」について解説しました。相手が思い通りになってくれない苦しみから抜け出すためにも、相手ではなく自分を変えることに集中しましょう。
しかし、自分を変えることができたとしても、会社全体の体質に問題があれば、人間関係を改善するのにも限界があります。
以下の記事では「転職活動完全マニュアル」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみて下さい。